【書評】医療4.0 第4次産業革命時代の医療

医療4.0 第4次産業革命時代の医療、読了。デジタルハリウッド大学大学院客員教授で、京都府立医大眼科特任助教でもある加藤浩晃先生の著書。

Amazonのレビューでは、色々と手厳しいコメントもあるようやけど、自分としては、書籍というまとまった情報の形で、日本国内の最先端の医療サービスの取り組みを幅広く知るには、本書はかなりお勧めやと思いました。

もちろん、ネット検索でそれぞれ個別の情報は集められるやろうと思うけど、よく言われる通り、ネット検索をする場合は検索対象についてある程度知っていないと、そもそも検索できないので、「知らないことを知る」という意味では、こういった書籍の形での情報収集は、まだまだ価値があると考えてます。

書籍の中でも述べられてるんですが、もし保険医療のAI活用について、現時点の国の当局の考えを知りたい方は、本書とあわせて、ぜひ「保健医療分野におけるAI活用推進懇談会の報告書」に目を通してもらった方がええと思います。

あと、それと対比する意味で、アメリカのHealth Information Technology for Economic and Clinical Health Act(通称:HITECH)とHealth Insurance Portability and Accountability Act(通称:HIPAA)にもざっと目を通しておくと、より理解が深まると思いました。

本書の後半は、ICTやAIを活用した医療サービスを手掛けるベンチャー企業の経営者インタビューがメインになってますが、これも面白いです。自分はAIベンチャーの経営者としてややインナーサークルに入ってしまっているので、本書でインタビューされている経営者の半分以上は既に知っている方やったんですが、それでも、それぞれの経営者の方が「今後、こういうサービスを展開したい」と展望を述べている個所は、業界の中の人でも気づきがある部分やと思いました。

個人的な感想だけで言ってしまうと、TechCrunch Tokyo 2016のスタートアップバトルで同じステージに登壇させてもらった、小児科オンラインのKids Publicさんなんかは、「あー、こういうことを考えてはるんやな」と勝手に親近感を覚えてました。いつか自分もこういう書籍でインタビューしてもらえるように頑張ります(笑)

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