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ケネディ大使とのパネルディスカッションに参加させて頂きました

昨日、米国総領事館からのお誘いでキャロライン・ケネディ大使とのパネルディスカッションに参加させて頂きました。

米国大使館が主催する A Broader View というアメリカ留学を奨励する活動の一環で、京都市内で米国留学を目指す学生ら約110人に対して、アメリカ留学経験者が自身の経験を語る、というイベントでした。

ケネディ大使の参加は実はサプライズで、イベントの参加者(学生さん)には事前に知らされていませんでした。そりゃあ、ビックリすると思います。ちなみに、イベントの概要は時事通信産経新聞の記事で取り上げられています。

会場である、Kokoka 京都市国際交流会館に着くと、まずは米国総領事館の方々と挨拶。当日のMCを務められるFM COCOROのDJ クリスさんとパネルの進行について軽く打ち合わせしたあと、同じく当日講演される門川大作京都市長と挨拶させて頂き、続いて、ケネディ大使とも挨拶。

米国総領事館の方に「ケンシンは京都でベンチャー企業を経営している起業家なんですよ。」とイントロを頂いたので、そのまま続けて「はい、人工知能(AI)を使ったヘルスケアのサービスを作っています。」とケネディ大使に簡潔に自己紹介。

ケネディ大使の第一印象は、ものすごく丁寧で、日本人的な細かな気遣いがある方だなぁ、という感じでした。ケネディ大使から日本人的な印象を受ける理由は、このあとすぐに分かるのですが。

第一部として、アメリカ留学経験者である春光院川上全龍さんのお話。自分はこの後のパネルを英語でやるか、日本語でやるか迷っていたのですが、第一部を終えられた川上さんから「留学前の学生さんが対象なので、日本語の方がいいかもですよ。」とアドバイスを頂いたので、パネルは日本語でやることにしました。

第二部に進み、ケネディ大使らと一緒にステージに登壇。自分以外のパネリストは、ニューヨーク滞在歴14年でピアニストの佐藤恵美子さん、 神戸市外国語大学大学生の谷幸穂さん、ヴァッサー大学学生の上志航平さんの3名。

自分がアメリカ留学していたのは1995年から1999年なので、もう20年も前の話。一方で学生さんの方は現役世代ということで、双方の世代の視点からアメリカ留学経験を語る形になりました。

そもそも、今回のイベントに呼んで頂いた経緯ですが、自分が経営するベンチャー企業が 500 Startups の神戸プログラムに採択されたことから始まってます。

これがきっかけで、カリフォルニア州立大学サンフランシスコ校で起業家育成を担当されている Stephanie Marrus 教授を 500 Startups から紹介され、Marrus 教授の来日の際に京都観光と、神戸大学での英語レクチャーという役割(?)を頂きました。

米国総領事館が主催する Marrus 教授の大阪講演に呼んで頂き、そこでのつながりの結果、今回のケネディ大使とのパネルという流れになってます。アメリカ留学、しとくもんですな(笑)

自分の話の内容は、いろいろな大学で講演している、いつものトークです。自分の父親がコンピューターのプログラマーだったので、10才の頃にはゲームをプレイするよりも先に、ゲームのプログラムを書けるようになっていた。(ちなみに、10才当時の自分が使っていた言語はアセンブリとBASIC。)

なので、18才になる頃には「やっぱ、Computer Science勉強するならアメリカ西海岸でしょ。」ということでアメリカ留学を決意、単身で渡米。でも、本当の理由は「ビバリーヒルズ高校白書の世界にあこがれてアメリカに行った。」という、これまで100回は使ったであろう定番の持ちネタを披露。

ビバリーヒルズ高校白書の名前が出たときは、さすがにケネディ大使も笑ってました。続けて、自分が起業家になるきっかけとなった、1995年以降のドットコム・バブルの話。当時の西海岸はYahooやGoogleが設立された直後で、自分の周りのComputer Science専攻の学生もけっこうな割合でネット系ベンチャーを立ち上げてました。まぁ、そういう時代です。

そして、最後に学生さんに向かって「理由はなんでもいいから、いっぺんアメリカに留学して欲しい。アメリカから帰ってくると、それまでの日本が全く違って見える。そして、あわよくば京都に戻ってきて、ベンチャーを立ち上げて、雇用を生み出す側にまわって欲しい。」と発言すると、ステージ前に座っていた門川市長が大きく拍手する姿が見えました。

はい、最後の一言は完全に門川市長を意識したものです。すいません、商売人なもんで(笑)

知っている人は知っていますが、ケネディ大使の新婚旅行の行先は京都と奈良です。ハネムーンは普通の旅行と違って、ずっと記憶に残る一生でたった1回のイベント。その場所として京都を選ぶくらい、実は日本のカルチャーに対して強い関心とリスペクトをケネディ大使は持たれています。

これが、ケネディ大使からなんとく感じる日本人的なオーラにつながっていると、自分は勝手に思ってます。パネルの直前に行われたケネディ大使のスピーチでは、自身と日本のつながりを上記の新婚旅行の体験も交えながら話されました。

自分は、アメリカに留学して西海岸の空気を吸ってしまった結果、40才を過ぎた今でもベンチャー企業を続けていられることに、心の底から感謝してます。

40才にもなると、自分の周りは企業で重要な役職を担う同世代が増え、ほとんどが養うべき家庭を持ってます。周りからは「ケンシン、よく40過ぎてもスタートアップやってるねぇ。」とか言われますが、そもそものルーツはYahooやGoogleが産まれた当時の西海岸の強烈な体験にあります。これはもう、あの空気を吸ったことがある人間にしか分かりません。

京都の学生のみなさん、ベタな言葉ですが、ウミガメになって、いずれ京都に戻ってきてください。世界は広いです。

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